繰り上がりで止まったら、どこへ戻る?|一問の様子から選ぶ練習

繰り上がりのあるたし算で手が止まると、10になる組を練習するのか、数を分けるところへ戻るのか、迷いますよね。同じ答えの間違いでも、途中のどこまで進んだかで、試したいことは変わります。

ここでは8+5を例に、見えた様子から次の練習を選びます。例題と会話は説明のための創作です。一問で能力や原因を決めるためのチェックではなく、今日使えそうな手がかりを一つ探すために使ってください。

まず、普段の方法で一問を見る

最初から「10を作って」と言わず、8+5を普段の方法で考えてもらいます。指で数える、丸を描く、すぐに13と言う。どの方法でも、答えにたどり着けるなら、そのやり方をいったん受け取ります。

止まったときは、最初から全部説明する前に、「どこまで考えた?」と聞きます。言葉にならなければ、見ていた数字を指してもらっても構いません。大人が手順を言う前に、今使っている方法を見たいところです。

疲れて問題を見られない日は、そこで切り上げても大丈夫です。以下の段階を、その日に全部確かめる必要はありません。

三つの問いから、見る場所を分ける

10を作る方法を一緒に確かめる場合は、一つずつ聞きます。前の問いで迷ったら、そこで紙の丸や枠を使います。

確かめる問い迷ったときに試すこと
8にあといくつで10?10個分の枠に8個を入れ、空きを数える。
5から2個使うと、残りはいくつ?5個を実際に2個と3個に分け、残りを見えるようにする。
10と残りの3で、全部はいくつ?10個のまとまりと3個を並べて数える。

2と言えた後に迷った場合、10になる組が分からないと決めず、次の5個をどう扱ったかを見ます。どの答えも、何を尋ねられたと思ったかを確かめてから受け取ってください。

「あと2」が出ないときは、10の空きを見る

10個分の枠に8個を入れます。「空いているところはいくつ?」と聞き、2か所を指せたら、その空きと「あと2」をつなぎます。頭の中だけで答えることを急がなくても構いません。

10づくり無料プリント20枚では、No.3・4が10になる組を探す入口です。順番なら言えて、ばらばらだと止まる場合は順番・ランダム・空欄の違いを見る解説を参照してください。

三つ並んだ数字を全部足す場合は、数の組だけでなく、二つ選ぶという約束を確認します。三つの数から10になる二つを選ぶ練習で、その違いを扱っています。

「残り3」が出ないときは、5個を分けて残す

5個の丸を描き、使う2個を囲みます。囲んでいない丸を数えると3個です。「使った2個」と「残した3個」が同時に見える状態を作ります。

5個全部を隠すと、残りを頭の中で覚えておく必要が出ます。まずは隠さずに確かめてみます。8+5で5を2と3に分ける手順では、準備から最後の13まで一問を追えます。

数字を替えるとまた迷う場合も、すぐに問題数を増やさず、同じ丸と同じ問いで確かめ直せます。何が分かりやすかったかを残してから、次を考えたいですね。

10と3が結びつかないときは、全部の数へ戻る

10個のまとまりを一つ、その横に3個置きます。「こちらは10個。こちらも合わせて、全部はいくつ?」と指す範囲を示します。全部を一つずつ数えて13と確かめても構いません。

数を分ける手順を繰り返すより、10といくつの表し方を確かめたい場面です。無料20枚のNo.13・14がその入口で、10と3を13と結びつける図解も使えます。選んだ用紙の問題文を見て、今回確かめたいことに合うか確認してください。

結果より、助けになったことを残す

「8の相手は2と言えた。5個を描くと残りの3を指せた」のように一行残します。「分解が苦手」とまとめるより、次に用意するものが分かります。

一度できたから図を全部外す、迷ったから全部最初へ戻す、と決めず、そのとき使える手がかりを確かめます。指や紙を使って進めたことも、次の練習を選ぶ材料です。

選び方と記録をまとめたい方には、「10づくり」見取り・実行セットの内容と無料見本3ページもあります。家庭用PDF12ページ・500円です。子どもが取り組む20枚のプリントは購入せず無料で使えます。まず紙に丸を描くところからでも、今回の確認は始められます。

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