作り方や実験の流れなど、手順を説明する文章で、最初に書かれた工程だけを答えてしまうことがあります。
一文ずつは読めていても、複数の工程を一つの流れとしてまとめるところで止まっている可能性があります。まずは、問いが『最初の作業』『手順全体』『何をするための手順か』のどれを聞いているかを分けます。
三つの工程がある短い文で確かめる
次は読み方を確かめるための例文です。
使ったカードを片づけます。まず種類ごとに分け、次に向きをそろえ、最後に箱へ戻します。
『最初に何をしますか』なら、答えは『種類ごとに分けます』です。この問いでは、最初だけを答えて構いません。
『カードを片づける手順を、初めから終わりまで説明しましょう』なら、『種類ごとに分け、向きをそろえて、箱へ戻します』と三つを順につなぎます。『種類ごとに分けます』だけでは、残りの二つが抜けます。
一方、『この文は何をする手順を説明していますか』なら、『使ったカードを片づける手順』と答えます。ここでは三つの作業を全部並べるより、何のための流れかをまとめます。手順を並べることと、文章全体の要点を答えることは、分けて確かめます。
「最初に」だけで答えを決めない
手順説明では、「まず」「次に」「そのあと」「最後に」といった順番を表す言葉が使われます。
問題が「どのような手順ですか」「どのように作りますか」と全体を聞いているなら、最初の工程だけでは足りません。
工程を番号にして並べる
文章が長いときは、本文の横に1・2・3と番号を振ります。
- 最初にすること
- 次にすること
- 最後にすること
細かい説明を全部書き写す必要はありません。各工程を短い言葉で置くと、全体が見えやすくなります。
問題が聞いている範囲を確認する
「最初に何をしますか」と聞かれているなら最初だけで答えます。
一方、「どのように行いますか」「手順を説明しなさい」なら、複数の工程が必要です。本文だけでなく、問題文がどこまで答えるよう求めているかを確認します。
家庭では「次にすることは、どこに書いてある?」と聞く
最初の工程だけ答えたときは、「違う」と言うより、「次にすることは、どこに書いてある?」と聞くと続きを本文から探しやすくなります。
続きを見つけたら、「全部で何段階あった?」と確認します。
最後は一つの流れとして言い直す
工程を一つずつ拾えたら、「まず〜して、次に〜し、最後に〜する」の形でつなげます。
手順説明では、最初の一文を覚えることより、文章全体の順序を保ったまままとめることが大切です。
