説明文で、前半の内容は読めているのに、「ただし」の後に書かれた条件や例外を読み落とすことがあります。
後ろの条件を一緒に読んだとき、答えが変わるかを見ます。読み落としだけでなく、『ただし』の意味が分からない場合もあるので、前後二文だけを大人が読む形でも確かめられます。
図書室の短い例で、答えが変わる場所を見る
次は読み方を確かめるための例文です。実際の図書室の案内ではありません。
この図書室では、同じ種類の本を同じ棚に置きます。ただし、大きな本は入口の横の棚に置きます。
『生き物について書かれた本で、大きなサイズのものを探しています。どこの棚を見ますか』と聞いてみます。この文での答えは『入口の横の棚』です。『生き物の本がある棚』と答えたら、前の文だけを使っていないか確かめます。
前の文には『同じ種類の本は同じ棚』、後ろの文には『大きな本は入口の横の棚』とあります。探しているのは大きな本なので、後ろの条件を使います。
『ただし』が出たから前の説明を全部取り消す、という意味ではありません。この例では、大きな本だけ置き場所が別です。大きくない本まで、全部入口の横にあるとは読めません。
「ただし」は前の内容を少し修正する合図
「ただし」の後には、前に書かれた内容へ条件を足したり、例外を示したりする説明が続きます。
前半だけを覚えて答えると、本文の一部しか使っていないことになります。
「ただし」の前後をセットで読む
「ただし」を見つけたら、その一文だけ読むのではなく、前の一文と合わせて確認します。
- 前では何と言っているか
- 「ただし」の後で何が変わったか
- どんな場合だけ当てはまらないか
家庭では「何が追加された?」と聞く
答えを直す前に、「『ただし』の後で、何が追加された?」と聞くと、条件の変化に注目しやすくなります。
「前と反対のことが書いてある」と決めつける必要はありません。「条件が一つ増えた」と考える方が整理しやすい場合もあります。
選択肢では前半だけ合う文に注意する
本文の前半と同じことが書いてあっても、「ただし」の後の条件が抜けていれば正解とは限りません。
文章と選択肢を比べるときは、主な内容だけでなく、条件・例外まで含めて一致しているかを見ます。
『ただし』の前後はつなげて読めても、『いつも・必ず・全部』と言い切る答えになる場合は、本文と言い切り方を合わせる練習へ進みます。このページでは、まず前の説明と後ろの条件を二文で結ぶことに絞ります。
