小1でひき算になると急に止まるのはなぜ?家庭で見たい3つのポイント
小学校1年生の算数で、たし算はそれなりに進んでいたのに、ひき算になると急に止まることがあります。
たとえば、
- 式を見たまま手が止まる
- 指を使っても不安そう
- 問題文になると、たし算よりかなり苦しそう
という様子です。
保護者としては、
「たし算はできていたのに、どうして?」
「ひき算だけ苦手なのかな」
と不安になりますよね。
でも、ひき算で止まるときは、ただ「苦手」というより、ひき算で必要になる見方がまだ整理しきれていないことが少なくありません。
今回は、小1でひき算になると急に止まる子に見られやすいポイントを、家庭で見やすい形でまとめます。
ひき算は、たし算とは少し違う難しさがあります
ひき算は、たし算より問題が難しいというより、考える向きが変わるのが大きいです。
たし算では、
- ふえる
- あわせる
という見方が中心ですが、ひき算では、
- へる
- のこる
- ちがいをくらべる
という見方が必要になります。
そのため、たし算ではなんとか進めていた子でも、ひき算になると急に不安定になることがあります。
大切なのは、
「ひき算が嫌い」と決めることではなく、どこで止まっているかを見ることです。
ポイント1 「-」が“へる・のこる”として見えているか
ひき算では、ただ記号を見て答えを出すのではなく、
「何が減るのか」「何が残るのか」という場面が頭の中に浮かぶことが大切です。
ここがまだ弱いと、
- ひき算をしているつもりで足してしまう
- 式は書けても、何をしているのか説明しにくい
- 絵があると分かるが、式だけだと止まる
ことがあります。
家で見たいこと
- 「いくつなくなった?」と聞くと考えやすくなるか
- 絵や具体物があると少し分かりやすそうか
- たし算とひき算の違いを言葉で言えるか
声かけの例
- 「いくつなくなったのかな?」
- 「のこったのは、いくつかな?」
- 「たすのと、ひくのと、どっちの場面かな?」
ポイント2 「何から引くか」がまだ整理しきれていない
ひき算では、もともとあった数から引くという向きが大切です。
でも小1では、問題文に出てきた順番のまま数字を書いてしまったり、
小さい数から引こうとして止まったりすることがあります。
これは、単純なミスというより、
どの数をもとに考えるかがまだ安定していないサインかもしれません。
家で見たいこと
- 「はじめはいくつあった?」を聞くと整理しやすくなるか
- 問題文の数字をそのまま並べていないか
- 小さい数から引こうとして止まっていないか
声かけの例
- 「はじめはいくつあったかな?」
- 「そこから、いくつ減ったんだっけ?」
- 「何から引くのか、先に見てみよう」
ポイント3 「ちがいをくらべる」ひき算で止まっていないか
ひき算で意外と見落としやすいのが、
“へる”は少し分かっても、“ちがいをくらべる”で止まるケースです。
たとえば、
- どっちが多いかは分かる
- でも「いくつちがう?」で急に止まる
- くらべる場面で、たし算にしてしまう
ということがあります。
このときは、ひき算を「減るもの」としてだけ覚えていて、
2つの数の差を見る見方がまだ育ちきっていない可能性があります。
家で見たいこと
- 「どっちが多い?」と「いくつちがう?」を分けて考えられるか
- くらべる問題になると急に迷わないか
- 場面を言葉にすると少し整理しやすいか
声かけの例
- 「どっちが多いかな?」
- 「いくつちがうか、くらべてみよう」
- 「何と何をくらべているのかな?」
こんな対応は逆効果になりやすいです
ひき算で止まると、つい
- とにかく問題数を増やす
- 早く答えを出させる
- たし算と同じ感覚で反復させる
といった対応をしたくなることがあります。
でも、意味の整理が弱いまま量だけ増やすと、
本人の中では「ひき算はわからないもの」という印象が強くなりやすいです。
大切なのは、
先に進ませることより、どの見方が苦しいのかを見つけることです。
家ではどう進めるとよいですか
おすすめは、次の順番です。
- まずは、ひき算のどの場面で止まるかを見る
- 「へる・のこる」「何から引くか」「ちがいをくらべる」のどれが近いか考える
- 必要なら、絵や具体物を使って場面に戻る
- 式だけでなく、言葉で説明する時間を少し入れる
ひき算で止まるときは、
「もっと解けばできるようになる」ではなく、
「どの意味がまだ整理できていないか」
を見たほうが、家庭でも対応しやすくなります。
まとめ
小1でひき算になると急に止まるときは、次の3つを見ておくと整理しやすいです。
- 「-」が“へる・のこる”として見えているか
- 「何から引くか」が整理できているか
- 「ちがいをくらべる」場面で止まっていないか
ひき算は、ただ答えを出す単元ではなく、
その子がどんなふうに場面を見ているかが出やすい単元でもあります。
だからこそ、焦って量を増やす前に、
どこで止まっているのかを見つけることが大切です。
KOTOBARIでは、こうした「答えは合っていても止まり方が気になる」場面を見つけやすくするために、無料版と完全版のガイドを用意しています。
「うちの子、どこで止まっているんだろう」と感じたときは、まずは無料版から確認してみてください。
あわせて見たいガイド
ひき算で止まるときは、量を増やす前に「どこで止まっているか」を見ることが大切です。
KOTOBARIでは、小1算数のつまずきを整理した無料版ガイドを公開しています。
より詳しく見たい方は、完全版もご利用いただけます。
