こんな姿が見られたら
月齢は目安です。月齢だけで進めず、次の行動や興味が見られるかを基準にしてください。興味を示さない、難しそうにする場合は無理に続けず、しばらくしてから再提示します。
- 手で大きな物を一方の容器からもう一方へ移せる。
- スプーンを持ったり、大人がすくう動作をまねしたりする。
※KOTOBARIでは「すくって移す→乾いた素材を注ぐ→少量の水を注ぐ」を基本系列として設計しています(月齢による固定順ではありません。目安:12〜18か月ごろ)。
このお仕事で経験すること
すくって移す動作を通して、目と手の協応、片手ですくいもう片方の器へ運ぶ両手の協応、そして「同じ動作をくり返す」集中を経験します。
必要な物
- 幼児が握りやすい大きめのスプーン
- 器2つ
- トレイ
- 4cmを超える大きな布玉・スポンジ片など、口に入らない素材
実在する道具の例:KOKUBO「おうちモンテ」スプーン(KC-315)は2歳以上向けのあけうつし用専用品です。最初は大きな素材を1個ずつ移し、小さな豆・ビーズ・乾物は使いません。
日本家庭・100均での代用品
器は小鉢やココット、すくう中身は大きめのポンポンや大きなスポンジ片で代用できます(多くは100円ショップで揃います)。
※小さな物は使いません。3歳児の口の大きさは直径約4cm(トイレットペーパーの芯ほど)とされ、これより小さい物は口に入る可能性があります。4cmより大きければ安全という意味ではありません。形、硬さ、壊れやすさ、外れやすい部品の有無も毎回確認してください(消費者庁)。
準備
トレイの上に、左に中身の入った器、右に空の器を置きます。子どもの手が届き、こぼれてもトレイの中で収まる配置にします。中身は最初は少なめにします。
大人の見せ方
となりに座り、ことば少なに、ゆっくりとすくって移す動作を一度見せます。手の動きが見えるように、動作を区切って示します。まず大人が一度実演し、そのあと子どもに任せます(すくい活動の正式な提示手順の直接の出典は確認できていないため、KOTOBARI独自の進め方として設計しています)。
最初はどこまでできればよいか
きれいに全部移せなくて大丈夫です。スプーンですくって、となりの器へ運ぼうとした——そこまでできたら十分です。
よくある姿
こぼす、器の外に落とす、手でつかむ、途中でやめる。どれも、この時期によく見られる自然な姿です。
そのときの対応
こぼれても責めず、「もう一回やってみようか」と静かに戻します。うまくいかない時は中身を大きく・少なくして、成功できる形に調整します。
簡単にする方法
中身を大きく数を少なくする/器を近づける/すくいやすい浅い器にする。
難しくする方法
中身をやや小さく(ただし誤飲しない大きさの範囲で)する/数を増やす/「はさんで移す」お仕事へつなげる。
生活へのつながり
食事で自分でよそう、こぼさず運ぶといった日常の動作につながります。
安全上の注意
- 小さな物は使いません。3歳児の口の大きさは直径約4cmとされ、これより小さい物は口に入る可能性があります。4cmより大きければ安全という意味ではありません。形、硬さ、壊れやすさ、外れやすい部品の有無も毎回確認してください。大きく壊れにくい素材を使い、活動中は大人が手の届く位置で見守ります。
次のお仕事
参考情報
- 消費者庁 Vol.544 おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意(安全)
- 政府広報オンライン 赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る(安全)
上記のほか、活動の進め方や系列などは、公的な安全情報をふまえてKOTOBARIが独自に設計しています。
※参考にした情報の要点のみを示します。記事全文・翻訳・画像は転載しません。