こんな姿が見られたら
月齢は目安です。月齢だけで進めず、次の行動や興味が見られるかを基準にしてください。興味を示さない、難しそうにする場合は無理に続けず、しばらくしてから再提示します。
- 軽い容器を両手で持ち、傾けようとする。
- 乾いた素材を別の容器へ注ぐ経験があり、水を注ぐ動作に興味を示している。
※KOTOBARIでは「すくって移す→乾いた素材を注ぐ→少量の水を注ぐ」を基本系列として設計しています(乾いた注ぎから水の注ぎへ進む順序は、モンテッソーリ実践でも一般的です。月齢による固定順ではありません。目安:18か月ごろ〜)。
このお仕事で経験すること
容器を傾けて注ぐ動作を通して、手首のコントロール、両手の協応、注ぐ量を加減する感覚を経験します。
必要な物
- 小さな水差し、または割れにくい小型計量カップ
- トレイ
- 水(最初は20〜50mL程度)
- 吸水用の布または大きめスポンジ
実在する道具の例:ダイソーの250mL計量カップ(JAN 4970404430320)のような軽いプラスチック製カップを使えます。250mLいっぱいにはせず、最初は20〜50mL程度だけ入れます。さらに少量から始めたい場合は、5〜15mL程度を量れる小型計量カップも候補です。商品は入れ替わるため、購入時に材質・破損・対象用途を確認してください。
日本家庭・100均での代用品
小さなミルクピッチャーや計量カップの小、こぼれ受けのトレイやタオルで代用できます(多くは100円ショップで揃います)。
※割れにくい素材を選びます。ガラス製は使いません。子ども用の小さめサイズが扱いやすいです。
準備
トレイの上に、水を少量入れた水差しと空のコップを置きます。最初は、容器の底が薄く覆われる程度の少量から始めます。こぼれてもよいように、下にタオルやトレイを敷きます。
大人の見せ方
となりに座り、ゆっくりと注ぐ動作を一度見せます。傾ける角度と、止めるタイミングが見えるようにします。まず大人がゆっくり実演し、少量から始めます(注ぎの提示はモンテッソーリ実践を参考にしています)。
最初はどこまでできればよいか
全部を移せなくて大丈夫です。水差しを傾けて、少しでも注げたら十分です。
よくある姿
こぼす、一気に傾ける、床が濡れる、注ぎ切れない。どれもこの時期に自然な姿です。
そのときの対応
こぼれたら一緒に拭きます(拭く動作も経験になります)。水の量を減らして、成功できる形に調整します。
簡単にする方法
水をごく少量にする/広口の器に注ぐ/こぼれても平気な範囲で行う。
難しくする方法
水量を少し増やす/注ぎ口の細い容器にする/「線までそそぐ」目印をつける。
生活へのつながり
自分でコップに水をそそぐ、食事のまわりの手伝いにつながります。
安全上の注意
- 水を使っている間は、大人が手の届く位置で目を離さず見守ります。水は活動に必要な最小限だけ入れ、終わったら容器をすぐに空にしてください。準備物は先にそろえ、途中で大人がその場を離れないようにします。こぼれた水はすぐに拭き、床が滑りやすくならないようにします。
- 容器は割れにくい素材にします。ガラスは使いません。
次のお仕事
参考情報
- 消費者庁 子どもの水の事故を防ごう(世界溺水防止デー)(安全)
- モンテッソーリ 乾いた移し替え→乾いた注ぎ→水の注ぎの順序と提示(提示方法)
- モンテッソーリ 乾いた移し替え→乾いた注ぎ→水の注ぎの順序と提示(発達順序)
上記のほか、活動の進め方や系列などは、公的な安全情報をふまえてKOTOBARIが独自に設計しています。
※参考にした情報の要点のみを示します。記事全文・翻訳・画像は転載しません。