少量の水を注ぐ

月齢の目安:18〜24か月ごろ(目安)
今できる姿:手全体でつかむ傾けて出す・注ぎはじめ両手を協応させる
生活場面:食事のまわり手洗い・水まわり台所の手伝い
100均:大部分は100均/水:子どもが水を扱う

こんな姿が見られたら

月齢は目安です。月齢だけで進めず、次の行動や興味が見られるかを基準にしてください。興味を示さない、難しそうにする場合は無理に続けず、しばらくしてから再提示します。

  • 軽い容器を両手で持ち、傾けようとする。
  • 乾いた素材を別の容器へ注ぐ経験があり、水を注ぐ動作に興味を示している。

※KOTOBARIでは「すくって移す→乾いた素材を注ぐ→少量の水を注ぐ」を基本系列として設計しています(乾いた注ぎから水の注ぎへ進む順序は、モンテッソーリ実践でも一般的です。月齢による固定順ではありません。目安:18か月ごろ〜)。

このお仕事で経験すること

容器を傾けて注ぐ動作を通して、手首のコントロール、両手の協応、注ぐ量を加減する感覚を経験します。

必要な物

  • 小さな水差し、または割れにくい小型計量カップ
  • トレイ
  • 水(最初は20〜50mL程度)
  • 吸水用の布または大きめスポンジ

実在する道具の例:ダイソーの250mL計量カップ(JAN 4970404430320)のような軽いプラスチック製カップを使えます。250mLいっぱいにはせず、最初は20〜50mL程度だけ入れます。さらに少量から始めたい場合は、5〜15mL程度を量れる小型計量カップも候補です。商品は入れ替わるため、購入時に材質・破損・対象用途を確認してください。

日本家庭・100均での代用品

小さなミルクピッチャーや計量カップの小、こぼれ受けのトレイやタオルで代用できます(多くは100円ショップで揃います)。

※割れにくい素材を選びます。ガラス製は使いません。子ども用の小さめサイズが扱いやすいです。

準備

トレイの上に、水を少量入れた水差しと空のコップを置きます。最初は、容器の底が薄く覆われる程度の少量から始めます。こぼれてもよいように、下にタオルやトレイを敷きます。

大人の見せ方

となりに座り、ゆっくりと注ぐ動作を一度見せます。傾ける角度と、止めるタイミングが見えるようにします。まず大人がゆっくり実演し、少量から始めます(注ぎの提示はモンテッソーリ実践を参考にしています)。

最初はどこまでできればよいか

全部を移せなくて大丈夫です。水差しを傾けて、少しでも注げたら十分です。

よくある姿

こぼす、一気に傾ける、床が濡れる、注ぎ切れない。どれもこの時期に自然な姿です。

そのときの対応

こぼれたら一緒に拭きます(拭く動作も経験になります)。水の量を減らして、成功できる形に調整します。

簡単にする方法

水をごく少量にする/広口の器に注ぐ/こぼれても平気な範囲で行う。

難しくする方法

水量を少し増やす/注ぎ口の細い容器にする/「線までそそぐ」目印をつける。

生活へのつながり

自分でコップに水をそそぐ、食事のまわりの手伝いにつながります。

安全上の注意

水・濡れ床破損
  • 水を使っている間は、大人が手の届く位置で目を離さず見守ります。水は活動に必要な最小限だけ入れ、終わったら容器をすぐに空にしてください。準備物は先にそろえ、途中で大人がその場を離れないようにします。こぼれた水はすぐに拭き、床が滑りやすくならないようにします。
  • 容器は割れにくい素材にします。ガラスは使いません。

次のお仕事

参考情報

  • 消費者庁 子どもの水の事故を防ごう(世界溺水防止デー)(安全)
  • モンテッソーリ 乾いた移し替え→乾いた注ぎ→水の注ぎの順序と提示(提示方法)
  • モンテッソーリ 乾いた移し替え→乾いた注ぎ→水の注ぎの順序と提示(発達順序)

上記のほか、活動の進め方や系列などは、公的な安全情報をふまえてKOTOBARIが独自に設計しています。

※参考にした情報の要点のみを示します。記事全文・翻訳・画像は転載しません。

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