こんな姿が見られたら
月齢は目安です。月齢だけで進めず、次の行動や興味が見られるかを基準にしてください。興味を示さない、難しそうにする場合は無理に続けず、しばらくしてから再提示します。
- 両手で物を持ち、ひねる・引く動きをしようとする。
- 大人がふたを開け閉めする様子をまねしようとする。
※KOTOBARIでは、手を使う経験(MON-001など)のあとに取り入れると進めやすいよう設計しています(ふたの開け閉めはモンテッソーリ実践でも一般的な日常生活のお仕事です。月齢による固定順ではありません。目安:18〜24か月ごろ)。
このお仕事で経験すること
ふたを開けて閉める動作を通して、両手の協応、手首のひねり、力の加減を経験します。
必要な物
- ふた付きの割れにくい保存容器
- トレイ
実在する道具の例:ダイソーの透明保存容器425mL(JAN 4550480526768)や670mL(JAN 4550480518947)のような、軽くて中が見えるプラスチック容器を使えます。最初は1個だけ、慣れたら大小2サイズへ広げます。中身は入れず、容器とふただけで練習すると安全確認もしやすくなります。
日本家庭・100均での代用品
ねじ式のふた付き容器、押して閉めるタッパー、口の広いびん(割れない素材)などで代用できます(多くは100円ショップで揃います)。中身は入れず、開け閉めだけから始めます。
※誤飲を避けるため、小さいふたや外れる小部品・パッキンのある容器は使いません。ガラスは標準材料にしません。
準備
トレイの上に、開け閉めしやすいふた付き容器を1〜2個置きます。最初は軽く回せる・押せるふたにし、強く閉まる容器やロックする容器は使いません。
大人の見せ方
となりに座り、ことば少なに、ふたを開ける・閉める動作をゆっくり見せます。持つ・ひねる(押す)・外す、が見えるように区切って示します。まず大人が一度実演し、そのあと子どもに任せます。
最初はどこまでできればよいか
きちんと閉められなくて大丈夫です。ふたに手をかけて開けよう・閉めようとした——そこまでできたら十分です。
よくある姿
開けられても閉められない、逆に回す、力任せにする、途中でやめる。どれもこの時期に自然な姿です。
そのときの対応
責めずに、大人がもう一度ゆっくり見せます。指をはさみそうなときは、開け閉めの向きや容器を変え、そばで見守ります。
簡単にする方法
大きくて軽いふたにする/浅くかぶせるだけのふたにする/容器を1個にする。
難しくする方法
ねじ式のふたにする/容器の数や種類を増やす/中身を入れて「開けて取り出す・入れて閉める」につなげる(中身も口に入らない大きさにする)。
生活へのつながり
水筒やお弁当箱のふた、おもちゃの容器を自分で開け閉めするといった日常につながります。
安全上の注意
- 小さなふた・外れる小部品・パッキンは使いません。3歳児の口の大きさは直径約4cmとされ、これより小さい物は口に入る可能性があります。4cmより大きければ安全という意味ではありません。ふた・つまみ・パッキンの形、硬さ、壊れやすさ、外れやすい部品の有無も毎回確認してください(消費者庁)。
- 指はさみに注意します。強く閉まる容器・ロックする容器は避け、ゆっくり閉める様子を見せ、そばで見守ります。
- ふたや容器は、軽く扱いやすく、鋭い縁や割れやすい素材のないものにします。ガラスは標準材料にしません。
次のお仕事
続くお仕事は準備中です。
参考情報
- 消費者庁 Vol.544 おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意(安全)
- biblioteca 手の動きを促すお仕事リスト(活動の着想)
上記のほか、活動の進め方や系列などは、公的な安全情報をふまえてKOTOBARIが独自に設計しています。
※参考にした情報の要点のみを示します。記事全文・翻訳・画像は転載しません。