細長い物を穴へ入れたがるようになったら、ストローさしを試せます。Bee Smileyの0〜3歳向け公開一覧では、ストローさしは「1歳〜」の微細運動として紹介されています。ただし、月齢だけで決めず、今どんな動きを繰り返しているかを優先します。
こんな姿が見えたら
細い物を穴やすき間に入れたがる、容器へ物を入れて何度も繰り返す、指先でつまんで向きを変えようとする、といった姿が目安です。まだ口へ持っていくことが多い場合は、ストロー片を使う活動は急がなくて構いません。
用意するもの
太めでやわらかいストローと、ストローより少し大きい穴を開けた丈夫な容器を用意します。最初は穴を大きめにし、扱う本数も少なくします。切り口が鋭くないか、容器のふちに危険な部分がないかも確認します。
実際に用意できる物の例
実践例では、ダイソーで購入したガラスジャーとストローだけで作った例があります。ただし1〜2歳では落下・破損の危険があるため、KOTOBARIではガラスよりプラスチック容器を優先します。現在ダイソーには「ドリンクボトル(ストロー付)」や市販ストローを使えるペットボトルキャップなど実在商品があります。商品の在庫や仕様は時期で変わるため、店頭では「割れにくい容器」「ふたにストローを通せる穴がある」「鋭いふちがない」の3点で選んでください。
材料の目安:プラスチック容器1個、太めのストロー5〜10本、浅いトレー1枚。費用は100〜500円程度から始められます。
やり方
大人が一度だけ、ストローをつまみ、穴を見て、向きを合わせて入れるところをゆっくり見せます。その後は子どもに任せます。うまく入らないときも、すぐに正しい向きへ直してしまわず、持ち直したり向きを変えたりする様子を見ます。
KOTOBARIの見取りポイント
①穴を見てから手を動かしているか、②入らないときに向きを変えようとするか、③穴の上で手を離せるか、④自分からもう一度やろうとするかを見ます。成功回数より、「見る→合わせる→入れる」のどこで止まるかを見ると、次の調整がしやすくなります。
一段やさしく・一段難しく
入れる前に止まるなら、穴を大きくしてストローを太くします。穴の位置を見つけにくそうなら、穴を1つだけにします。余裕が出てきたら、穴を少し小さくする、複数の穴から選ぶ、色を対応させる、といった順で難しくできます。
難しすぎるサインとやめどき
穴をほとんど見ずに投げる、何度も口へ入れる、大人が毎回手を添えないと進まない場合は、その日は難しすぎる可能性があります。穴を大きくするか、もっと大きな物を容器へ入れる活動へ戻します。集中が切れたら、最後までやらせようとせず終了します。
汚れと片づけ
手も周囲もほぼ汚れません。浅いトレーに容器とストローをまとめておくと、始めるときも終わるときも扱いやすくなります。
安全について
小さく切った部品は誤飲の原因になります。消費者庁は、3歳児の口の大きさを直径約4cmとし、それより小さい物は口に入り誤飲につながる可能性があると注意喚起しています。小さなストロー片は避け、口へ入れ始めたらその場で終了し、大人が近くで見守ります。
参考にした公開情報
スマイルラボ「0〜3歳 モンテッソーリのお仕事動画」(ストローさし:1歳〜)/消費者庁「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」