こんな姿が見られたら
月齢は目安です。月齢だけで進めず、次の行動や興味が見られるかを基準にしてください。興味を示さない、難しそうにする場合は無理に続けず、しばらくしてから再提示します。
- 物をつかんで、穴やすき間へ入れようとする。
- 入れた物が見えなくなることに興味を示す。
※KOTOBARIでは、手で移す(MON-001)などの経験のあとに取り入れると進めやすいよう設計しています(「落とし込み」はモンテッソーリ実践でも一般的です。月齢による固定順ではありません。目安:12〜18か月ごろ)。
このお仕事で経験すること
物を穴へ入れて落とす動作を通して、目と手の協応、放すタイミング、くり返しの集中を経験します。
必要な物
- 大きな投入口のある丈夫な容器
- 4cmを超える軽いボール、布ボール、丸めた靴下など
家庭モンテの実践例:100均の容器を使った「ぽっとん落とし」は多く見られますが、2.5cm程度のデコレーションボールやどんぐりを使う例は、1〜2歳には誤飲リスクがあります。KOTOBARIでは容器の構造だけ参考にし、落とす物は4cmを超える大きな素材へ置き換えます。
日本家庭・100均での代用品
ふたに穴をあけた容器、貯金箱型の箱、口の広い空き容器などで代用できます(多くは100円ショップで揃います)。落とす物は大玉や丸めた靴下にします。
※誤飲を避けるため、小さい物は使いません。「穴を通るから安全」とは考えません。使う物そのものが口に入らない大きさかを毎回確認し、穴は小さい物を通さない大きさにします。
準備
トレイの上に、落とし込み容器と、落とす物を入れた小さな器を置きます。容器が倒れないよう安定した形・置き方にし、最初は落とす物を大きく数少なくします。
大人の見せ方
となりに座り、ことば少なに、物を穴の上へ運んで手を放す動作をゆっくり見せます。つかむ・運ぶ・放す、が見えるように区切って示します。まず大人が一度実演し、そのあと子どもに任せます。
最初はどこまでできればよいか
たくさん入れられなくて大丈夫です。物を穴の上まで運んで手を放そうとした——そこまでできたら十分です。
よくある姿
穴の外に落とす、容器を倒す、入れた物を出したがる、途中でやめる。どれもこの時期に自然な姿です。
そのときの対応
責めずに、大人がもう一度ゆっくり見せます。容器が倒れやすいときは、安定した容器や置き方に変えます。
簡単にする方法
穴(開口部)を広くする/落とす物を大きくする/容器を低く安定させる。
難しくする方法
開口部を少し小さく(ただし落とす物が口に入らない大きさの範囲で)する/落とす物の数を増やす/「一つずつ仕切りへ入れる(MON-004)」へつなげる。
生活へのつながり
おもちゃを箱へ片づける、決まった場所へ物を戻すといった日常につながります。
安全上の注意
- 小さな物は使いません。3歳児の口の大きさは直径約4cmとされ、これより小さい物は口に入る可能性があります。4cmより大きければ安全という意味ではありません。形、硬さ、壊れやすさ、外れやすい部品の有無も毎回確認してください(消費者庁)。
- 「穴を通るから安全」とは判断しません。使う物そのものが口に入らない大きさかを毎回確認し、穴は小さい物を通さない大きさにします。
- 容器は倒れにくい安定したものにし、割れやすい素材・鋭い縁のあるものは避けます。
- 口に物を入れる時期は、大きく、壊れにくい素材を使い、大人が手の届く位置で見守ります。
次のお仕事
参考情報
- 消費者庁 Vol.544 おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意(安全)
- biblioteca 手の動きを促すお仕事リスト(活動の着想)
- biblioteca 手の動きを促すお仕事リスト(発達順序)
上記のほか、活動の進め方や系列などは、公的な安全情報をふまえてKOTOBARIが独自に設計しています。
※参考にした情報の要点のみを示します。記事全文・翻訳・画像は転載しません。