身の回りの物を指したり、名前を聞きたがったりするようになったら、『ものと名前』のお仕事を試せます。特別な教材を増やすより、まずは日常にある実物を少数だけ使う方が始めやすい活動です。
こんな姿が見えたら
物を指す、大人の言葉を聞いて対象を見る、同じ物の名前を何度も聞きたがる、といった姿が目安です。月齢は1歳ごろからを一つの目安にしますが、実際の興味を優先します。
用意するもの
最初は、スプーン・コップ・くしなど、子どもが普段から触れている実物を2〜3個だけ用意します。小さすぎる物や壊れやすい物は避けます。
実物→リアルなミニチュアの順で
モンテッソーリ教師の解説でも、1〜2歳は「本物に触れる」こと、動物や乗り物のミニチュアを使うならリアルな物を選ぶことが勧められています。家庭ではまず、実際に使っているスプーン・靴下・歯ブラシ・小さなタオルなどから始めると準備が簡単です。次の段階では、実在する市販品としてSchleich(シュライヒ)のFARM WORLD/WILD LIFEのような写実的な動物フィギュアも候補になります。
ポイント:ミニチュアは商品ごとの対象年齢と部品サイズを確認します。1〜2歳では、名前を覚えるために小さな模型を増やすより、まず安全な実物2〜3個を繰り返し扱う方が準備しやすくなります。
やり方
一つずつ手に取り、短く名前を伝えます。『これは何?』とテストするより、まずは大人が名前を示し、子どもが見たり触ったりする時間を取ります。慣れてきたら『スプーンはどれ?』のように一つだけ選ぶ活動へ進めます。
KOTOBARIの見取りポイント
名前を言えるかだけでなく、名前を聞いて対象を見るか、同じ物を探そうとするか、別の物と区別できるかを見ます。言葉がまだ出ていなくても、視線や指さしで理解が見えることがあります。
一段やさしく・一段難しく
やさしくするなら実物を1〜2個にします。慣れたら実物と写真を対応させたり、同じ種類の違う物を比べたりできます。
難しすぎるサイン
次々に物を出して遊び始める、言葉を聞かずに離れる、選ぶたびに当てずっぽうになる場合は、扱う物を減らします。
汚れと片づけ
乾いた実物を使えば、手も周囲もほぼ汚れません。2〜3個だけを小さなトレーにまとめると片づけも簡単です。
安全について
口に入る小物、尖った物、割れやすい物は使いません。日用品を使う場合も、毎回状態を確認します。
参考にした公開情報
Bee Smileyの0〜3歳向けお仕事一覧にある『ものと名前』を参考に、KOTOBARIでは家庭での選び方と見取りを加えています。